輸入卸しメーカー  株式会社スパイス様

自社在庫引当ロジック要求をカスタマイズ開発。低価格、豊富な機能、柔軟性を評価しコンピエールを選択!

株式会社スパイス様では、レガシー基幹システムの廃棄・新システム導入検討にあたり、大手ERPシステムと比較検討しCompiere導入を決定しました。導入支援と自社社員よるカスタマイズ作業・アドオン開発によって、2010年秋より新基幹システムを稼動開始いたしました。

Compiere選定の理由は、導入コストが安いこと、Compiereが持つ既存ロジックが豊富で、一部の業務を除き設定のみで自社要求に合わせた業務機能が実現できること、必要な場合には自社特別要求もJavaプログラミングにより実現できることです。販売(注文/仕入管理)、請求(売掛・買掛管理)、経理(入出金管理)の各業務で活用は、社内の充分な評価を得ることができ、会計連携(リアルタイム損益)等への活用展開を目指しています。

代表取締役社長の 今井 修氏にお話を伺いました。


大手ERPシステムと比較検討されたとお聞きしましたが・・

汎用性があり、Webサイトとの連動によるウェブブッキングが可能であり、企業活動に必要なビジネスロジックを網羅しており、自社要員によるシステム構築も可能、何よりも「安価」であること、という欲張り深い条件でシステムを探した結果、コンピエールに辿り着きました。

S社比較検討しましたが、初期費用で数千万、自社ビジネスモデルの組み込みはベンダーに依頼し膨大な追加費用がかかるということが判明、結果としてコンピエールしか要件を満たさないという判断で、決定しました。


期待通り、予定通りの結果は得られましたか?

当初の期待を100とすれば、20~30という所でしょうか?(厳しいですね?)
コンピエールが悪いということではなく、何でも出来てしまうから、顧客の要求に合わせて何でも対応してしまおうとした事による、混乱と時間のロスがありました。時代や市場の変化、顧客要求の多様化の中、支払い方法や締め日の設定など、コンピエール上ではなんでも対応できてしまう!? 結果として標準をいじりすぎて途中でいろんな不具合が発生してしまいました。

自己反省すべきは、投資を判断した購入者(経営者)の視点でプロジェクトにもっと踏み込み、私自身が徹底して意思を反映すべきであったと考えています。何故このシステムを構築するのか、個別最適ではなく全体最適の観点から、やるべきこととやらないことの判断をし、時にはダメ出しも必要であったと・・・。

(失敗であったと・・・?)
いえ、そうではありません。回り道して、まだ、理想に向けての途上にあるということです。そして必ず、出来ると思っています。社員にも良い経験です。

まさに、ERP:エンタープライズ・リソース・プランニングとはどういう事か、身をもって体験している状況です。自社のビジネスモデルの強みを、システムと連携して築き上げていくという経験は、将来に向けての大きな財産になると信じています。


株式会社スパイス 会社概要

事業内容 雑貨・家具・インテリアのオリジナル商品の企画・製造・卸販売
設立 1989年12月4日
所在地 愛知県名古屋市天白区植田山4丁目1101番地の1