Compiere(コンピエール)とは

Compiere(コンピエール)とは、アメリカのComPiere社が提供しているオープンソースERP & CRMシステムです。 常に変化を遂げる社会で、さまざまな業種に柔軟に変化し、対応可能なシステムになっています。

「ERP:企業のすべての資源を管理するシステム」と、「CRM:顧客情報、営業的な情報管理するシステム」の統合がされているため すべての情報を一元管理することができます。 ERPと基幹システム分野の販売管理、購買管理、在庫管理、物流管理、会計処理、経理分析の上、 CRM領域の顧客管理、販売促進、セルフサービス、e-コマース、コラボレーションなどの数多くの業務機能をカバーしています。

CompiereHistory

「Compiere」創立者Jorg Janke氏が長年の大手ERPアプリケーション開発プロジェクトをリードした 経験を生かし、ERPパッケージシステムCompiereを開発しました。

1999年からオープンソースとしてSourceForgeにて提供し、2004年1月のSourceForgeのトップダウンロードプロジェクトになりました。現在までにカウントされた合計ダウンロード数は180万を超えています。導入企業は全世界で2,000社を超え、日本でも注目されてきています。Compiere日本企業版は、2005年より株式会社アルマスが開発しています。

現在、Compiere日本企業版は、GPLv2ライセンスとして自由にダウンロード可能な一般公開されているコミュニティエディションと、同じくGPLv2ライセンスでありながら企業ユーザが安心してご利用いただけるよう保守サポートが提供されるスタンダードエディション(限定頒布)の2種類が提供されております。

なぜCompiereなのか

  • 自由に無料でダウンロードできインストール・テストが可能

    皆様はシステム導入を検討する際にまずは機能を調査されることと思います。 CompiereはCRMを統合したERPで、主に物販物流業およびサービス業の中小企業向けに開発されたコンパクトで柔軟性を持つERPです。 オープンソースですので皆様が自由に無料でダウンロードできインストールし、じっくりとテストをすることが出来ます。

  • 最終決定の必要がない導入開始

    通常のERP導入時は導入企業に合うテンプレートの作成、システムの定義を固める時間が必要です。Compiereでは稼働中も画面や項目の追加が可能なため、調査しながら検討しながら変更する柔軟性の高いカスタマイズが可能です。常に変化し続けるユーザのビジネス環境に適合できます。

  • グローバル化に対応

    今はどの企業もグローバルが進んでいる時代です。外貨での売買や外国語での帳票出力が必要な企業が多くなってきています。Compiereではさまざまな機能が多言語で提供しています。マルチ言語・マルチ通貨・マルチ税率・マルチ原価計算・マルチ会計・マルチ組織などが備わっています。

  • 理解しやすいユーザーインターフェイス

    Compiereには2つのユーザーインターフェイスがあります。1つは、インターネット上から操作するウェブインターフェイス。もう1つは、大量のデータを扱うことが容易なウィンドウズアプリケーションです。それぞれの画面は同じ操作、画面利便性があります。ユーザの利用環境によってどのように使い分けるかを選択していただけます。

  • 保守サポートが提供されるスタンダードエディション

    一般公開されるオープンソースソフトウェアは、誰でも自由にダウンロードでき利用できる利点があると共に、バグやトラブルへの対応等の保証がなく、企業での本格的利用の障壁となっておりました。株式会社アルマスが開発、コンピエールジャパン株式会社を通じて提供されるスタンダードエディションは、保守サポートが提供され、オリジナルのCompiere Community Edition 3.0 も含めて保証されますので、企業ユーザにおかれましても安心して利用することが可能になりました。